出産奮闘記⑤~気合いと笑いの最終章~
ファラ男生誕100日経過しました!!
最近起きているときは全身をフルに活用して動きまくる為、後頭部がこすれて髪の毛が…笑
てっぺんのつむじに続くようにうっすらハゲ…笑
そして昼夜問わずよく寝るよく寝る…新生児の時より寝てるんじゃないかと思う程寝ています。
「朝は6~7時に起こして日の光を浴びさせて生活リズムを…」なんてのを実践しようにも、しばらくすると「寝かせろー!!」と言わんばかりに泣き、そして昼近くまで寝る。外出中も抱っこ紐の中で寝て、そして帰宅後から夕方まで寝る。まぁ夜も寝てるし「寝る子は育つ」って言うし…いっか☆
それでは本編へ!
ストレッチャーでの移動中も陣痛の波は押し寄せてきていたので、ついついいきみ逃しの時にやっていたままに
「もうちょっとだから(出てくるの)待って!!」
と、ファラ男に話しかける。
「何?どうしたの?」と、搬送してくれているスタッフに聞かれたので
「赤ちゃんに話しかけた…」
と答えるとスタッフ爆笑。…変な外国人と思われたんだろうな…
入り口で入室前のダブルチェックが終わり分娩室へ。
こちら病院のHPより拝借。分娩室というより手術室でした。
麻酔器あるなら緊急事態にも対応できそうだな…と、一安心。
四方八方からスタッフの手が伸びて、あっという間に分娩スタイルに。
やったこれでいくらでもいきめる…!!
と思ったものの、最初の数回はお腹の力の入れ具合がイマイチわからず…
すると助手の先生から
「頑固な便秘を押し出すように!」との指示。なるほどわかりやすい!!
担当医が着替えた夫と共に入室し、助手の先生と交代。
すると
「彼女の好きな音楽を選んで」と、自分のiPhoneを夫に渡す先生。
「えぇ…何にしよう…」と迷ってる夫に「ジブリかけて」とリクエスト
作業用BGMが流れ始める。
ピアノ調だったからか先生が「彼女ピアノやってるの?」と夫に質問するも、夫不意をつかれて聞いておらず「え?」と聞き返す。
思わずいきみながら「NO!!」と返答する私。一同爆笑。
しばらくして担当の先生、癒し調の曲が気に入ったのか突然「部屋の電気を消して。曲の雰囲気に合わせましょう。」とスタッフに指示。
無影灯のみの明りになり、ムーディーな感じに…いきみながら会話に横入りしちゃう私も私だけど、先生も先生で自由だなー…
先生「いきんで!」
私「ちょっと休ませて…!」
なんてやり取りをしながら数回いきんでいると先生から
「頭が見えてきたわよ」と、無影灯に反射させて状況を見せてくれる。
おぉ…ホントだ…ってか髪の毛多いな…
と思っていると突然”シャキン!”という音が。
あ、たぶん会陰切開されたなーと自覚。たぶん無麻酔だけど痛くない。アドレナリンってすごい…
こうなったらホントのホントにラストスパート!!よっしゃー早く出てこい!!
という気持ちを込めていきむ事数回。
するんという感覚と共に
「んぎゃ―!!!」という声が。
う…産まれたー!!!
妊娠中は「産まれたら感極まって泣いちゃうかな」なんて思っていました。
が、なんかもうこの日1日を通してやっていたトライアスロンにようやくゴールした気分で、胸の上に置かれた息子を見てひたすら「わー!わー!」って言っていました。
因みに夫が写真やらビデオやらを私のiPhoneで撮ってくれていたのですが、産まれてきた瞬間の写真を見返すと、薄暗い部屋で無影灯の明りのみに照らされてできてきた息子…
狭い産道を通ってきて伸びた後頭部と浮腫んだ顔も相まって、さながらUFOに帰っていく宇宙人の様でした
↑イメージ図。笑
そんなこんなでファラ男の元気な産声で迎えた最終章。
次回は出産直後の色々をエピローグとして書こうと思います。