エジプト出産・育児日記 ~クフとファラ男とそれから私~

2018年エジプトにて第1子を出産。約1年半のエジプト生活や、現在の生活・育児についてゆるく綴っています。

ネントレと育児について考える

育児日記がリアルタイムに追いついて気持ちと時間に余裕ができたので、今回はネントレと育児について書こうと思います。

 

先日こんな記事を見つけました

 

「川の字寝は知能が高まる」は本当か

最新の研究が明かす「子どもは何歳から一人で寝るのがいいのか」

https://president.jp/articles/woman-print/32764

 

「独り寝」派と「川の字寝(ベッドシェア)」派について、世界の割合や双方の利点などの研究結果がまとまっていました。

 

「独り寝」のメリット

  • 母親の産後うつの割合が「川の字寝」派と比較して少ない
  • 母子ともに睡眠の質が上がる(赤ちゃんの睡眠に適した環境は室温20℃くらいと低め。体温調整が上手くできない赤ちゃんは「川の字寝」だと体温が上がりやすく睡眠の質が下がるらしい)
  • 「川の字寝」と比較して夜泣きが少なく、安定した睡眠を確保しやすい

 

「川の字(ベッドシェア)」のメリット

  • 6歳までベッドシェアをすると、「独り寝」派の子どもと比較して認知的スキルが高い
  • 安心感から日中の行動がより自立的になる
  • 「独り寝」派に比べて、ものや習慣(おしゃぶりや指しゃぶり)への執着が低い

 

という事で、まとめると「独り寝」は身体的発達のメリットが、「川の字寝」は情緒的発達のメリットが多いという事がわかります。

 

因みに筆者は双方どちらが良いかという事を明言しているわけでなく、最後にこのようにまとめていました。

 

実際、子供の情緒安定には、親との愛着形成が重要であることが多く示されてきており、そのためには、過ごす時間の長さではなく、過ごし方(質)が大切ということがわかっています。

寝不足やうつに苛まれて子供と過ごす時間が長くてもいい影響が出るとは考えにくいでしょう。また、いくら長い時間一緒に子供といても、その間、スマホやテレビ、ママ友に夢中になっていたりだと愛着形成はうまくいきません。

寝方(独り寝をさせるのか一緒に寝るのか)についても、どちらがいいかは、それぞれの親子ごとで、最適なあり方はどういう形態なのかを考えたうえで、「子供の成長に合わせる」だけではなく、「自分たち親子に合った」選択をすることが最も良いと言えるでしょう。 

 

 

私の場合、はじめファラ男はベビーベッドに寝かせ、自分は同じ部屋(子ども部屋)に寝るスタイルでした。(夫は主寝室で寝てた)

なので完全な「川の字寝」ではなかったのですが、それでもファラ男の声や物音が気になってすぐ目が覚めてしまうし、寝かしつけても自分の目が冴えちゃって再入眠できない…という状態でした。今でも旅行先で同じ寝室(ベビーベッド使っていても)で寝ようとすると眠りが浅くなりがちです。

昔は、家の火災報知器がなっても気づかず爆睡できたし、満員電車で人に押しつぶされながら居眠りできるくらい神経図太かったんですけどね…

 

慢性的な睡眠不足で、同じくまとまった睡眠がとれず睡眠不足なファラ男を傍らに、最低限の家事をして1日を終えるのがやっとだった時期もありました。「独り寝」のネントレをして双方の睡眠不足の解消にもなったし、私はそのお陰で心に余裕を持って過ごせるようになりました。なので我が家は「独り寝」スタイルが合っていたのだと思います。

 

自分が医療系の仕事をしていた時、「自分をまず大切にしないと、相手の事も大切にできない」という事を身をもって感じていたのですが、それって育児や家族との関係も一緒だなと思います。

まだまだ親になって2年目なので、「育児とは」なんて偉そうな事は何も言えないしできていませんが、今は家族の心身の健康のためにまずは自分が心身共に元気でいる事を心がけています。

 

ネット上に色んな情報が流れる時代。ただ鵜呑みにしてやるのではなく、いいとこどりをして我が家なりの育児をカスタマイズしていきたいなと思います。