エジプト牛乳事情
そういえばエジプト生活の事あまり書いていなかったなーと思ったので、今回はエジプトの牛乳について書こうと思います。
なぜ牛乳かと言うと、今我が家で最もホットな話題だからです。
夫は大の牛乳好きで「酒はなくても良いけど牛乳は切らすな」と言うくらい。
日本で暮らしていた時はメーカー指定まであり、近所のスーパーで手に入らない時は代替品で手を打ってもらうよう交渉。低温殺菌に目覚めてからは、定価で買うと高いので割引になったものを買うようこれまた交渉…
私は牛乳あまり好きじゃなかったのですが、そんな牛乳狂好きと一緒に暮らしているうちに牛乳の美味しさに目覚めて、気が付いたら留守番していた夫への北海道土産に牛乳買ってくるまでになってしまいました。(でも私はまだ牛乳なくても生きていける)
そんなこんなで、我が家になくてはならない存在になってしまった牛乳。エジプト生活でも何とか美味しい牛乳を飲みたい夫の願いをかなえるべく、色々な牛乳を試したのでその結果をまとめようと思います。
夫の中では邪道!ロングライフミルク
日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、欧米も含め諸外国では常温保存できるロングライフミルクというものが一般的に売っています。
牛乳を超高温加熱殺菌して、遮光・気密性のあるパックに詰めて長期保存を可能にした牛乳です。エジプトのスーパーに行くと、このように一般の食品の棚にずらっと並んでいます。
赤やピンクのパッケージは低脂肪。女性を意識しているからなのか…?
他にもアーモンドミルク、ココナッツミルク、豆乳(加糖)なども一緒のエリアに陳列されています。
冷蔵保存の牛乳が主流の日本で育ったので、常温で保存されているとちょっと不安になる…
味の方はというと、買った事がないのでわかりません(「あれは牛乳じゃない」By夫)
カフェでも良く使われているので、カフェオレ頼んで飲んだ事はあります。味の違いはあまりわからなかったものの、飲んだ後は胃が張るような感じがしました。(その日のコンディションの影響もあったかもしれませんが…)
本来ならば美味しい…はず…牛乳屋さんの牛乳
続きまして牛乳屋さんの牛乳。私の住んでいるエリアにはないのですが、牛乳や牛乳で作られたお菓子などを売っている牛乳屋さんにわざわざ行って買って試した事もあります。
牛乳の味はする…けど薄い…そしてあっという間にいたむし、スーパーのお会計後の袋詰めするテーブルに置いてあるようなビニール袋に入っているので、保存も面倒!ということで定番化には至りませんでした。
美味しいものに出会うまで1年半かかった…冷蔵保存のフレッシュミルク
先ほど「スーパーではロングライフが一般的に売られている」と書きましたが、一応冷蔵保存のフレッシュミルク(日本でいう「生乳」?)もあります。
色々試した結果、「DINA FARMS」というメーカーの牛乳に落ち着いていたのですが、これも夫に言わせると薄い…
という事で「DINA FARMS」を主に置きつつ、目についた他のフレッシュミルクも試してみたのですが、薄かったり痛みやすかったりで結局「DINA FARMS」に落ち着く日々…
もうこれ以上の牛乳はないだろうなと思っていたらつい最近新しい牛乳を発見!!
「the milkman」という名前はともかく、パッケージはおしゃれだし「良く振ってお飲みください」という説明書きもあり、これは今までの牛乳にはない何かがありそうな予感…
という事で早速買って飲んでみたところ、今までの牛乳のような薄さがない!!乳脂肪を感じる!!
「今までの中でこれがエジプトのベスト・オブ・ミルク」By夫
という事で苦節(?)1年半、ようやく納得のいく美味しい牛乳に出会う事ができました。
但し在庫管理能力の低いエジプトのスーパー…今日あったものが明日もあるとは限らない…
いつなくなるかわからない不安を抱えながら、定番化してもらえるよう今日もいそいとスーパーで「the milkman」を買って帰るのでした。