エジプト出産・育児日記 ~クフとファラ男とそれから私~

2018年エジプトにて第1子を出産。約1年半のエジプト生活や、現在の生活・育児についてゆるく綴っています。

出産奮闘記②~入院手続き~

先日ファラ男の予防接種に行ってきました。

丁度クリスマスシーズン。ファラ男にとっては痛ーいプレゼント…と思いきや、針刺された時とワクチン入れる時にちょっとぐずった程度でギャン泣きせず。暴れ回ったらどうしようかとハラハラしていましたが、スムーズに終わって一安心でした。

予防接種の種類や制度については、追々またブログで、ご紹介しようと思います。

では早速本編へ!!

 陣痛が全く来ない状況に焦り、スクワットをしポジティブキャンペーンを懸命に行うも、うんともすんとも言わないお腹を抱えて迎えた入院当日。

夫と共にUberという配車サービスアプリを利用し病院へ。(一般のタクシーはメーター回さずぼったくるドライバーが多いので、中距離以上は明朗会計のUberがエジプトではおススメです)

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こちらが病院の外観。新興開発地域にどどーんと建っています。

受付で経緯を説明すると、奥の診察室に案内される。しばらくすると、担当医の助手という先生がやってきてエコー・内診を一通り行ったあと

「経過は良好ですね。じゃあこれから入院の手続きをした後、促進剤を打って陣痛を進めて行きますね。」と。

 

やっぱり促進剤か…でもやっぱり使いたくないな…と思い、ダメもとで

「あのー…できれば促進剤を使わず、自然分娩したいのですが…」と相談。

 

「それは無理です!」とか「じゃあ今日はもう帰って陣痛来たらまた来てください」とか言われるのかなと思いきや

 

「分かりました。じゃあ担当医と自然分娩できる方法を相談して、後ほど説明しますね」と!!

 

え、そんな方法があるんですか!?ってかそんなあっさり患者の意向を聞いてくれるなんて…ダメもとで言ってみてよかったー…

 

とホッとしたのも束の間、助手の先生が入院同意書を開きじゃんじゃん説明が始まる。

無痛分娩の説明があり「やりますか?」と助手の先生。

日本ではまだまだメジャーではなく費用も高い無痛分娩ですが、この病院ではほとんどのケースで行われており、費用も日本円で10000円くらいで行えます。

ちょっと興味もあったのですが、以前腰椎穿刺の検査をした時の痛さと嫌な感じを思い出し躊躇…

 

「その時になって、やりたくなったらお願いするでもいいですか?」とその場での同意を断るも「わかりました」とこちらもあっさり承諾。

 

もっと「医者のいう事は絶対!大人しく言う事きいとけ!」みたいに言われるのかなと勝手なイメージがあったので、ちょっと意外でした。

 一通りの手続きが終わり、病室へ案内される。

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こちらが病室。どどどーん。

病室は完全個室制でトイレ・シャワー付きです。電気ケトルや冷蔵庫もありました。

因みにこの部屋が一番下のランクの部屋で、景観の良いデラックスルームや、ベッドのある部屋の前にリビングスペースのあるスイートルーム(!!)もあります。

 

丁度病室へ入ったのがお昼近くだったため、病院のスタッフが部屋に来て「Beef or Chiken?」と聞かれ、食事は「Room service」と言いながら持ってきていて、医療用のベッドを除けばさながらホテルの様…笑

留置針(点滴用の針)を入れられ、お昼も食べ、特に看護師からの指示もなかったので手持ち無沙汰に部屋で夫とぼーっとしていると、助手の先生が訪室。

 

「何してるの?病院の周り散歩して、どんどん動いていいのよ!」と。

 

そ、そうですよね!薬使わないで陣痛促すなら動くしかないですよね!!

と納得しつつ、そういえばと思い来院時子宮口何センチ開いていたかを聴くと

「3センチ」との返答。

3センチって…最後のクリニック受診の時から変わっていない!!ヤバい!!!

という事で大急ぎで支度をし、夫を連れて散歩へGO!!

果たしてこんな状況で、希望通りの方法で出産までたどり着けるのか…!?

 

次回に続く!