エジプト出産・育児日記 ~クフとファラ男とそれから私~

2018年エジプトにて第1子を出産。約1年半のエジプト生活や、現在の生活・育児についてゆるく綴っています。

出産奮闘記③~原始的!?陣痛促進法~

明けましておめでとうございます!

皆さんどのような年末年始を過ごしましたか?

我が家は夫が仕事の都合で遠出できないため、ギザのホテルに年越し1泊小旅行をしてきました。

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クフとファラ男とそれから私…と夫の図(笑)

今回は遠めに眺めるだけにしましたが、次はピラミッド群の中まで入れたらなと思います。

そして新年は、夫の仕事関係の方のお家で行われた夕食会に一家で招待してもらいました!

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なます、黒豆、伊達巻き、お雑煮と、エジプトに居ながら日本のお正月を堪能する事ができました!

皆さんにとって幸多き1年となりますように☆

それでは本編へ!!

 

 クリニックで内診してもらった時から全く変わらない子宮口の大きさに焦った私は、夫を道連れに病院の外へ散歩へ。

とにかく歩く…歩く…歩く…

ちょっと先にあるスーパーの中もぐるぐる回りながら、エレベーターを使わず階段を登り1時間強歩きました。

 

夕方になり、一休みしていると再び助手の先生が訪室し内診。

「ん~…3~4センチってところね」と。

うーむ…若干進んでいるようないないような…これはだいぶ時間かかるのでは…

と、思っていると先生が

「今から薬を使わない陣痛促進法をやります」と!

説明を聴いたところ、子宮の壁と赤ちゃんの入っている風船のような卵膜の間に指を入れて接地面を一部剥がすとの事。

自然分娩の際の「おしるし」が出るメカニズムを、人工的に行う事で陣痛を促進させる方法みたいです。

再び助手の先生の内診が始まり…そしてぐりっと!!

手技をやられた感想としては「あ痛ッ…!?」って感じでそこまでの激痛ではありませんでした。

「それじゃあ引き続き頑張って動いてね☆」と言い病室を去る助手の先生。

もう日も暮れて暗くなってきてしまったので、今度は病院の敷地内をぐるぐる回る事に。

 

しかし薬を使わず、特別な器械も使わないでやる手技だけとは…なんて原始的な …

これだけで本当に陣痛進むのかな…

と半信半疑で病院の周りをぐるぐる歩いていると、徐々に下腹部から腰にかけてズンとした痛みが…!!

歩き始めはさくさく歩けていたのが、徐々に鈍痛が増してきて休み休みじゃないと歩けないくらいに。

原始的方法…すごい!!

 

ちょっとしんどくなってきたので病室へ戻ることに。

しばらくすると、主治医の先生が助手の先生と共に訪室。

内診をし、子宮口の大きさを聴くと「5センチ」と。

おぉ!!効いている原始的方法…!!という喜びと

これでようやく折り返し地点(※)か…先は長いな…という複雑な気持ち

※子宮口は10センチまで開かないとお産に進めません

 

すると先生がアイスキャンディーの棒のようなものを取り出し、何やら処置を始める…

と、何やらじわっと水が出たような感覚が。

これは「人工破膜」といい、人工的に破水を起こす処置でした。

因みに破水が起こった後、48時間以内に出産できないと感染症のリスクが高くなるため、促進剤を使ったり緊急帝王切開になる場合があります。

つまり…もう産むしかない!!後戻りできない!!

(いや後戻りできる出産なんてないけど汗)

 

「いきみたくなったら教えてね」と言い部屋を去る主治医の先生。

そして入れ替わりに、看護師長さんがバランスボールと共に訪室し一言

「Exercise」と。

これに座ってバウンスしろって事らしい。

確かにバウンスしてたら赤ちゃん下に降りてきそうだし…というか制限時間内に産むためなら何でもします!!

という事で室内運動開始。

果たして制限時間までに無事出産する事はできるのか…!?

 

次回に続く。