母子分離と眠れぬ夜
先日2泊3日で、アレキサンドリアへ電車で行ってきました。
見た目非常に年季が入っていますが、座席はクッションもしっかりしていて割と快適でした。(トイレにはちゃんとおむつ交換台もありました。)
アレキサンドリアはエジプトの北側、地中海に面している街です。という事で…
海も空も青くて広い!!空気綺麗!!!
ちょっと肌寒く最終日は雨も降りましたが、シーフードを楽しみながら家族3人のんびり過ごす事ができました。
それではまたもやちょっと間が空いてしまいましたが本編へ!
退院した翌日、約束通り再び病院の外来へ。
すると早速血液検査をするとの事で看護師さんが採血の準備を始める。
外来は救急外来(ER)も兼ねているような感じでした。赤ちゃんの腕はぷにぷにしていて血管が見えにくいのですが、そこはERナース!!しっかり血管を見つけて採血してくれました。会話も英語で対応してくれたし、やっぱエジプトもERは違うぜ…と感心(笑)
しばらくして検査結果がでると…血中のビリルビン値が前日よりさらに上がっており、入院治療が必要との事。
これは「新生児黄疸」と言い、稀ではないものの放っておくと脳や神経に障害が出てしまう怖い疾患です。治療としては紫外線(日サロのライトみたいなもの)を当てて、体内のビリルビンの代謝を促します。
職業柄知っていた為大きな動揺はなかったもの、一緒に家に帰って来たと思ったらすぐに離れ離れになる寂しさが…けど、治療のためだし仕方がない!
という事でファラ男君NICUへご入院。
NICUのスタッフから、1日に2回(12~13時と20~21時)ある面会時間の説明とその時に搾乳した母乳を持ってくるようにとの事。
説明を受け、外来に戻って早速看護師さんに搾乳してもらうも…出ない…!
胸は物凄く張っていて痛いくらいなのに出ない!!
ゴム手袋にお湯を入れたもので温めてくれたり、絞り出すかのように胸を押されたり…痛みに耐えながら何とか少しだけ搾乳できました。
この痛みに耐えながら家でも搾乳しなきゃなのか…でも息子のためにやるしかない!!
と、気合を入れて一旦帰宅。夜は夫と一緒に帰宅後何とか絞り出した母乳と共に病院へ。
保育器の中ですやすやと眠るファラ男。光線療法は、紫外線から目を守るためにアイマスクをつけて行います。
そのため目の周りは黄疸で肌が黄色い状態がアイマスクの形で残っており、ヤッター〇ンのような状態に…笑
でもそれだけ光線療法で体内のビリルビンが代謝されたという事!
ホッと一安心し帰宅。
「今日はファラ男がいなくてちょっと寂しいねー」
なんていいながら就寝…したけど眠れない…
胸が痛くて眠れない!!
母乳栄養について書かれた本を読んでみると、これは「乳房が怒張」している状態なのだとか。
対処としては「とにかく赤ちゃんに頻回に吸ってもらう事」と…
吸ってもらえない私はどーすればよいのしょう…涙
ひとまず痛みに耐えながら搾乳し、アイスノンを当てて横になり、痛みで目が覚めてまた搾乳しアイスノン…を繰り返してファラ男のいない眠れぬ夜は明けました。
しばしの母子分離…そして眠れぬくらい痛い胸の経過はいかに…!?
続く(次回はもう少し早くアップします!!)