生後7か月~試練再来(前半)~
カイロには未就学児ママの会があって、定期的に集まり(任意参加)があります。
以前参加した時はファラ男以外はみんな1歳以上のお子さんばかりだったのですが、なんと今回からファラ男と同級生の赤ちゃん(♀)&ママが参加する事に!!
しかも誕生月も一緒!まさかこのエジプトで同じ月齢の赤ちゃんに出会えるとは…
喜び勇んで参加しご対面を果たしたのですが、そこで衝撃の事実発覚。
ファラ男…でかい(笑)
女の子だからとはいえ、彼女が7kgに対してファラ男9kg。
ファラ男も標準体重内だし、決して全身ちぎりパンレベルのむっちり君ではないんですけどね…
と、ふと周りの1~2歳のお子さんたちを眺めていたら、さらに衝撃の事実発覚。
ファラ男、1~2歳児よりも顔がでかい!!(爆)
いや…たまたま小顔なおこちゃまがそろっていただけ…という事にしておこう…汗
顔が大きいのは完全に母のDNAです。ごめんよファラ男。
せめて身長は父親に似ておくれ…
それでは本編へ
ある日の午後、出先から帰ってきてベビーカーからリビングの床へファラ男を降ろしたところで異変に気が付く。
…顔の右半分が動いていない…?
静かにしていると殆ど気にならないのですが、瞬きが左半分しかできておらず、泣くと明らかに左右差の出る表情。
急遽見てもらうにも、知っている小児科はあいにく休診日。という事で翌朝近所の大きな病院の救急外来で診てもらう事に。
医師に経緯を説明し、診てもらうと「ベル麻痺かもしれない」との事。
ベル麻痺とは、寒冷刺激や圧迫、ウイルス感染などの要因によって、顔面神経に麻痺が出る疾患との事。その日は「α-アミラーゼ」という酵素を処方され「数日後に変化がなかったらまた来てね」との事でひとまず帰宅。
朝晩1日2回内服するも、変化がなかったのでいつも行っている小児科の先生の所へ受診。やはりベル麻痺との事で、今度はステロイド剤とビタミン剤を追加処方され継続内服と定期通院をするようにとの事。
季節はラマダン…先生が休まず診てくれるのはありがたいけど、近所で開いているクリニックはラマダン中閉めてしまっているため20km以上離れた別の場所にあるクリニックに通う事に…でも、ファラ男の麻痺を治さねば…!!
という事で、定期通院しながら途中神経外科の先生に診てもらったり、MRIを撮ったり、採血したりと原因を追究していった結果、どうやら「EBウイルス」というウイルスが原因だった可能性が。
麻痺が発症してから、私たちも自分たちなりに文献などを調べたところ、乳児期のベル麻痺は完治まで時間がかかる(文献には3か月以上の事例も)ものの後遺症なく回復する傾向があるとわかり、その言葉を励みにに治療を継続しました。
新生児黄疸以来の試練再来…とは言っても、顔が麻痺している以外は元気なファラ男。
生活上の制限などもなかったので、ちゃんと回復するか多少の心配はあったものの、はじめは「焦らず経過を見よう」くらいの気持ちでした。
が、この後生後0〜1か月の時以上の過酷な日々が始まることになるとは…
続く